大学院概要

大学院、言語コミュニケーション研究科の概要をご紹介いたします。

充実した教育課程と指導体制

本研究科では、高度で専門的な知識を修得するために4群からなる専門科目を置いています。専門科目は、各自の選択する履修モデルによって4群から合計11科目22単位以上を選択必修とし、修士論文または課題研究の指導を行う演習科目(課題演習)へと体系的に編成されています。

(1)専門科目

 専門科目は選択必修であり、(a)コミュニケーション科目群、(b)教育系科目群、(c)言語系科目群、(d)文学系科目群、という4つの専門的な研究領域を柱とした科目群としています。院生は自分の専門的志望に合わせて選択・履修し、各人の将来的目標に合致した領域での積極的・自発的な研究・学習を進めます。また各群にはそれぞれ「〜研究特別講座」が設置され、年度ごとに専門性の高いテーマによる授業が開講されています。

(a)コミュニケーション科目群
 本修士課程が養成する人材が等しく備えるべき基礎的知識と能力に係わる科目です。すなわち、高度な専門的職業人(例えば英語教員)も、異文化理解および言語コミュニケーションに長けた高度な専門的職業人も、研究者も、共通して、異文化コミュニケーションについての、特にそれがはらんでいる問題性と可能性についての一定の理解を身につけることが必須とされています。「異文化コミュニケーションI特講」「異文化コミュニケーションII特講」はそれら目標として設置されています。いずれも修士課程1年次に履修することが望ましい科目です。

(b)教育系科目群
 現在、日本の英語教育では、日本人の英語による実践的コミュニケーション能力の向上、小学校への英語教育の本格的導入など実に様々な諸問題が取り沙汰されており、それに対応するための改革が進行中です。文部科学省がまとめた英語教育改革プランにおいては、英語教員が備えておくべき英語力の具体的目標値として、英検準1級、TOEFL550点、TOEIC730点程度とされています。また、効率的な英語の指導方法の研究及び有効な教員養成・研修プログラムの作成等も重要課題の1つとなっています。
 このような社会的要請に応えるため本研究科では、教育系科目群として「英語教育学AI特講」「英語教育学AII特講」、「英語教育学BI特講」「英語教育学BII特講」、「英語教育学CI特講」「英語教育学CII特講」という3種類の科目を設置し、別々の視点から多岐にわたる英語教育の諸分野の理論と実践を学ぶ機会を提供しています。各院生は指導教授の指導に合わせてこれらの科目の中から選択履修し、新しい時代の要請に応えることのできる高い資質を持った英語教員となることを目指します。

(c)言語系科目群
 言語系科目群は、英語並びに英語によるコミュニケーションに関わるより高度な専門知識が修得できるような科目で構成されています。主に英語学・言語学と英語音声学及び関連領域の科目が含まれ、「言語学T特講」、「言語学U特講」、「音声学T特講」、「音声学U特講」、「社会言語学I特講」「社会言語学II特講」、「英語学T特講」、「英語学U特講」が設置されています。これらの科目群から選択して履修することにより、様々な英語コミュニケーションに携わる際に必要で且つ有益な英語の音韻、形態、統語、意味、語用の各論と、音声学や社会言語学的な項目についての理解が深められるものと期待されます。更に、各科目では、英語と日本語の対照研究に関するトピックも取り上げられることから、日本語を母語とする英語学習者への指導に有用な知見も得られるようになっています。

(d)文学系科目群
 文学系科目群は言語テクストを中心とする様々な資料を手がかりにしてその背後に広がる文化を理解する方法について研究するために開設されています。本研究分野ではイギリスおよびアメリカを中心とする英語圏の文学・文化を主な研究対象とし、文学テクストの研究においては特定の文化をその背後に持つ人間間のコミュニケーションのあり方や人間関係を巡る諸問題の検討も行い、一層広い視野からコミュニケーションについて学びます。この分野の科目群としては「英米文学I特講」「英米文学II特講」、「米文学I特講」、「米文学II特講」、「英文学I特講」、「英文学II特講」が設置され、具体的な事例研究を中心とした研究・学習を進めます。

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(2)演習科目

 必修の演習科目として「課題演習I」「課題演習II」「課題演習III」「課題演習IV」が設置されており、この演習では担当者(論文指導教員)が、修士論文・ポートフォリオ作成のための方法、テーマ設定、調査・研究計画、文献収集、資料解読などの諸点にわたるきめ細かい指導を行います。修士論文・ポートフォリオは英語または日本語で書くことになっており、その形式の面では『MLA英語論文の手引き』(第6版)に則るものとし、また論文の内容については、その独創性や論証水準などを特に重視した指導を行い、質の高い修士論文・ポートフォリオの完成を目指します。

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